Column

土地と建物と暮らし方について
情報や雑学のコラム。

オススメ不動産的映画

|不動産的な映画はいかが?

 

本日もコラム担当は、ドキュメンタリー映画が大好きな F  です。

 

 

本日は、不動産に関係する映画のオススメ3本をご紹介します。

 

|建築ドキュメンタリー

 

まず1本目は、初めて聞く肩書き「建築ドキュメンタリー」というキャッチコピーがついてる映画。

 

「ジェイン・ジェイコブズ:ニューヨーク都市計画革命」

(原題)Citizen Jane: Battle for the City

 

 

「1950年代ニューヨーク。
それまでの都市計画を根底から覆し、
ダウンタウンの大規模な再開発を
阻止した一人の女性がいた。」

 

という、ドキュメンタリー映画。

 

開発側の言い分も、市民側の言い分も、とても興味深く楽しめました。

 

建築や街づくりに興味がある方、開発に関わる不動産業者様、ニューヨークが好きな方、パワフルな女性の活躍が見たい方などなどにオススメです。

 

高速道路が街を分断して、暗がりをつくるというのは実体験としてよくわかります。高速道路や電車の高架下や周辺は、日中でも陰ってどんよりした雰囲気になってしまいますから。治安が悪かったり、怖い印象がついてしまうものです。

 

便利に上を通っていても、その下は・・・。まさに、光と影は表裏一体のよう。

 

|損して得取れ作戦?

 

ご紹介の映画とは別の話ですが、2007年から2013年の間、ブルームバーグ市長時代、タイムズスクエアの車道の廃止や、人が歩いたり休んだりと、快適に過ごすことができる広場づくりなどニューヨーク市の街路の再生が行われました。驚くほどの思い切った公共空間再編は有名かもしれません。

 

都心から車を追い出すことで、人々が街に繰り出し街路が活性化

 

したという公共空間再編の結果が、トヨタのお膝元クルマ王国の愛知県民の私には衝撃的でした。

 

それよりもっと前のNYの街と市民の歴史として、前述ジェイン・ジェイコブズの映画を見ると感慨深いです。

 

名古屋でも最後発の百貨店「JR名古屋タカシマヤ」が全フロアーにベンチや広い休憩スペースを設けて開店したとき、大きな話題となった記憶があります。

 

それまでは、百貨店といえば歩き疲れても座るところはほぼ無く、休憩したいなら店内の飲食店に入るしかありませんでした。ある意味、抱き合わせ商法みたいな感じですね。

 

それが、タダで座らせるなんて!という次第です。売り場の面積も減ってしまう訳ですし、同業者からしたら常識破りだったのではないでしょうか?

 

結果、タカシマヤの「疲れたら座れる」戦略の評判は、当時の報道によると上々だったように覚えています。

 

都会でも街路(歩道)がとても広く緑が豊富なところは通りに活気があり、街並みを眺めつつ知らぬ間に長距離を歩いていたりします。一見非効率なようであっても、街や人の活気に必要なものがあるということですね。

 

 

|本当に怖い隣人はどっち

 

2本目は隣人スリラー?!ドラマ

 

「ル・コルビュジエの家」

(原題)Man Next Door

 

 

シュールな笑いとシニカルなドラマ

これは、ひとつの窓によって揺れる家族と自然を取り込み 外に向かって明け放たれたクルチェット邸の物語。人に見られることによって、隠された問題が浮かび上がる。

 

 

世界的に有名な建築家ル・コルビュジエが設計した、ブエノスアイレス州ラプラタにある「クルチェット邸」がストーリーの舞台で、建築好きにはそれも見どころ。

 

コルビュジエ好き、建築好き、インテリアデザイン好き、スリラー系映画好きにはちょっと物足りないかもですが、そういった方々にオススメです。

 

自分的に、これはどっちの立場で見るかが大事なポイントでした。

 

容姿や身なりが洗練されていなくて、厚かましく荒っぽい隣人を恐れる主人公。でも見方によっては、ただ素朴なズボラで人懐っこくおおらかな田舎者。

 

監督の狙いでもあるかと想像しますが、本当に怖いのはどっちなのか?と考える余地がある構成になっているような?見た目で勝手に判断したり、先入観という色眼鏡をかけて物事の本質を見失っていないか?と注意喚起する仕掛けも感じました。

 

 

|家とは何か?

 

 

3本目はこちら、ドキュメンタリー映画です。

 

「HOMME LESS ホームレス ニューヨークと寝た男」

(原題)HOMME LESS

 

 

快活な話術でニューヨークの街ゆくモデルやファッショニスタたちに声をかけシャッターを切る、ファッション・フォトグラファーのマーク〜家族や恋人を持たず、厳しい競争社会で生き抜くために編み出した「家を持たない」ライフスタイルとは?

 

HOMELESS(ホームレス)じゃなくて、HOMME(オム:フランス語で男性や人間や男性服を指す単語)LESS というので、ややこしい邦題になっている。

 

元モデルでファッション写真家のイケオジ(ダンディなおじ様)は、最低限のものをスポーツジムのロッカーに預けて生きている、究極のミニマリスト。寝床は勝手に忍び込んだビルの屋上。不思議なほど強い生命力を感じる彼の生き様に釘付けになります。

 

家とは?物質とは?生きるとは? と、問いかけられているような映画です。

 

ファッション業界に興味がある、ミニマリスト好き、イケオジ好き、破天荒好き、人生行き詰まっている人などにオススメです。

 

|映画から学びを

 

もともと映画好きで色々な映画を見ます。職業柄、土地や建物や不動産関係のシーンやセリフがあると特に注目して鑑賞します。

 

印象に残った映画は勉強になるので、いつでも見返すことができるようにDVDを購入し手元に残します。

 

今は、DVDをわざわざレンタルしなくてもインターネット上の映像サブスクリプションサービスで大体の映画を見ることができます。

 

しかし、やはり貴重な資料になりそうなものは値段が張りますが手元に残すことにしています。

 

このコラムを読んで気になった映画がありましたら、ぜひお値打ちな映像視聴サービスでご覧ください。

 

 

 


 

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愛知県一宮市今伊勢町の不動産屋

有限会社 扶桑土地

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