|10日は今冬シーズンの初雪
10日は一宮市でも雪がちらつきました。
名古屋市は119年ぶりに観測史上最も遅い記録、岐阜市も2月3日に観測方法を変更するまで最も遅い初雪の記録(1935年1月16日)を85年ぶりに更新だそうです。
|ドイツパッシブハウス基準のエコハウスの実力
今回の雪は日中に少し降っただけなので氷点下にはなりませんでしたが、外気温はかなり下がっていました。
一般的な日本家屋の基準を大幅に上回る快適性を持った ドイツパッシブハウスを基準として建てられている、有限会社扶桑土地の超高性能な建物 こんな日もさほど寒くはありません。
さて、その実力は、いかに!?
ドーーーン!
はい、出ました
室内温度23度
室外温度4度。
ちなみに、暖房は一切使用しておりません。
エアコンもファンヒーターも使っていませんし、薪ストーブも無いし、床暖房もありません(床暖房はそもそも必要ないレベルでのしっかりした断熱設計がされているので)
信じていただけないかもしれませんが…
暖冬の今冬シーズン 一度もエアコン等の暖房機器を使用しておりません が、20度程度を保っており快適に過ごせています。窓もYKKのトリプル樹脂サッシで窓や枠を触っても全く冷たくないです。
例年でもエアコン暖房を使うのは、雪の積もる氷点下の日の数回程度です。
以前コラムで紹介した熱交換器も設置されており、建物内の空気が循環し、
結露と無縁
でカビなども発生せず掃除が楽です。
どこの階のどの部屋にいっても温度が同程度なので、 体的にストレスが無く 部屋や階層の 移動も活発 になります。
ヒートショックって何ですか?!
という世界です。
多くの人にこの快適さを味わっていただきたい!と心底感じています。
みなさん、燃費の良い家を建ててください(ほんと切実) 断熱リフォームでもいい です、体に優しい生活をしていただきたい!
しっかり勉強して知識のある断熱施工の業者様に依頼するか、 セルフDIYで高性能な暮らしやすさを手に入れて ください。
|パッシブハウス基準の家はメリットだらけ
掃除は楽 になる、エアコン光熱費削減、風邪ひきにくい、花粉が入ってきにくい、お肌の調子が良くなる、特に冬の暖房機器や灯油置き場や半纏やぬくぬくスリッパなどの室内の防寒着や毛布の予備などが一切要らないので、たくさんの収納が空きます。この減り具合、家の整理整頓に効果てきめんです。
さらに付け加えておくと、 夏でもエアコン1台とサーキュレーターで3階建て建物内がほぼ一定温度 になります。
よく、冬は暖房使わないというと「でも夏は暑いんでしょ?」って聞かれますが、そうでもないです。
といいますか、普通のお宅でも熱い時期はクーラーつけるのと同じで、夏の熱い時期にはエアコンをつけます。外からの熱は跳ね返し、室内の温度を保つ魔法瓶的?な仕組みが機能しているので、基本的に夏も冬と同じ感覚で室内の温度が一定に保たれます。
日射(太陽)の角度の計算などもシミュレーション済みで窓や軒が設定されているため、冬は日差しが射しこみ部屋が暖かくなりますが、夏は日差しが入りづらく設計されており、断熱計画が効果的に働いてくれるようです。
なんにせよ、過去に暮らした日本家屋やアパートやマンションなどとは比較できないレベルで光熱費はかからず(自分比べで)に快適なのは間違いないです。
この事実が 想像(予測)の域をはるかに超えている ので、自分の家で日々体験し「すごいなぁ」と驚愕しています。
|高性能な住宅の必需品
さっきの写真の左側は、離れた場所の温度湿度を計測できる
シチズン コードレス温湿度計 THD501
これは、一条工務店やcube系のお宅など 高気密高断熱の高性能な住宅での必需品 と噂されている温湿度計です。
なぜって?
家中がいつでも快適温度だから、外気温の感覚がまったく予想できず…
真冬にコートを着ず外に出てビックリ
真夏に外に出てあまりの暑さにビックリ
そして、家の中に戻って服を着替える、という失敗が日常になってしまうからなのですね。
外気チェック必須という訳で、この商品が人気なようです。
|車の燃費は考えるのに、家の燃費は考えない不思議
これは、昔ばなしです。
当初、建築を請け負ってもらう予定でいた設計会社さんは、住む人の暮らしやすさや環境や性能についての興味がそもそも少ない会社であり担当者さんだったために、 デザインは素敵 なのだけれど暮らしにくそうで、何より 固定費(光熱費)のかかる設計 になっていました。
このままではイカン! と感じたので、素人ながら勉強し資料を整え毎回の打ち合わせごとに
施主の私たちから設計会社向けの説明(プレゼンテーション)
を行いました。各種のデータや資料も整え、自分たちの希望を設計担当さんに伝えます。
イザ!人生?を賭けた?!本気の勝負の気分で、毎回臨んでいました。
希望としては、以下のようなもの…
・太陽熱温水器や太陽光発電などを利用し、光熱費のかからない性能を持った建物にしたい
・環境に配慮したい
・体に負担のかかりにくい
・掃除や収納が楽になる
・自由に空間を使える
・趣味や趣向を楽しめる
・仕事もしやすく
・訪問された方の心身にも負担にならない
・心地よい空間
まとめると、
固定費のかからない燃費のいい建物に住んで、健康に暮らしたい!
ということ。
これらを、設計の担当さんや社長さんに伝えても反応が薄く、やんわり反対され、渋い顔やあきれ顔をされ続け、相性が悪いのかなと気づき始めまして…
そして、業界の慣習に従うべき等々、数々の嫌みの後、
半笑いで極めつけの言葉を投げられました。
「そんなこと言っていたら、家建てられませんよ(笑)」
やってくれない、どころか、こちらの気持ちや言葉を適当にあしらい、検討さえしてくれないって、
これは、「単なる施主のワガママ」と言われていると感じざるを得ませんでした。その設計会社と共に、いい家をつくるため頑張ろうと一生懸命に頑張っていた私たちは、とても傷つき悲しくなりました。まさに放心状態です。
でも、本当に、これはただのワガママなのでしょうか?
って、話でもあります。それはそれは、疑問だらけでした。
…熟考しました結果。
あまり体が丈夫ではないし、 どんなにデザインやインテリアが素敵でも、 寒さ熱さやカビを我慢 & 光熱費も大量消費 し続けて暮らすなんて 身体的にも金銭的にも無理 だという結論になり、最初の設計会社さんとの 計画は残念ながら中止 せざるを得なくなりました…。
その会社の社長さんは子供向けの講演会など行ったり、地方自治体とも深い関係があったり等、東海地域でも知名度のある設計会社さんで信頼できそうだったので、未来の子供たちにも関わるであろう ”燃費の良い、暮らしやすい家” にさえも否定的 だったのは、本当に意外で心底残念な結果でした。
今となっては、目標を共有できないチームのまま、無理やりな計画が進行しなくて本当によかったです。
誰か他人の評価を得るために建てる家ではなく、自分の暮らしがより良くなる家を持つほうが幸せであろう。と思うのですが、そうでない方々も多くいるのだなと勉強になりました。
はてさて、どうなってしまうのか建物設計…絶体絶命!?
この続きは、とても長くなりますので、また別の機会に。
|昨冬シーズンの雪の日の室内温度
これは昨シーズンの積雪の日の記録、
室内温度22度
室外温度1度
この日もエアコン(暖房)は使っていませんでした、この性能には住みながらも毎回驚いています。
どうなっているんだこの仕組み!?
設計と施工してくれた方々に感謝・感謝です。
本来は、
設計施工する方々自身 が暮らし良く燃費の良い家に実際に住んで、自分たちのつくったものがどんなものなのか、良さや使い勝手を実感して、施主さんや多くの人々にたちにアドバイスして広めていけるといい
のになと思います。
暮らし良く燃費の良い家の輪が広がっていくことを願ってやみません。
|ドイツ住宅の温熱環境関連記事のご紹介
ドイツには「寒さをガマンして暮らす」という発想がない!
以下、上記記事からの引用
つまり「ドイツは極端に寒いから断熱している」というよりも「日本は寒いのに断熱していない」というのが事実と言えます。それによって エネルギーを浪費し、海外から高い燃料を買わされた上に、寒さで健康を害する人が多い状態 は、改善していかなければなりません。
ドイツの例を中心に書いてきましたが、ドイツが特別なことをやっているわけではありません。2018年に 世界保健機構(WHO)は、冬の住宅で健康を守るための室温として、最低でも全室「18℃以上」あるべきと強く勧告 しました。 そしてその対策として、新築時や改修時に家を断熱することを推奨しています。
健康的な生活のために居室を温かくして過ごすことは、特定の国だけではなく世界的な常識 になってきているのです。
引用おわり
日本では、浴室で起こるいわゆるヒートショック現象を中心にして
年間に浴室で亡くなる方のほうがが交通事故で亡くなる方よりもかなり多い
という報道が頻繁にされています。寒さ暑さを我慢すると命も落としかねないわけです。
「体を甘やかさないほうがいい」なんて、住まいの快適性を甘く見たり舐めてちゃダメですってことですね。
家に殺される、なんていうのもホラーや笑い話ではないというのが現実なのです。
土地を売りたい・土地を買いたい
建物を売りたい・建物を買いたい
新築にこだわらずリノベーション・リフォームしたい
不動産が欲しいけど、新築・中古どうすればいい?と迷っている
目的に合った不動産(土地・建物)の選び方
不動産を有効活用したい
借地権の当事者だが、よくわからない方
間取りやインテリアのバランスはどうしたらいい?
等など
誰かに話すことで、自らの考えがまとまることがよくあります。
まずは 「有限会社 扶桑土地」 お気軽に、ご相談ください。