| 借地に関する法律講座を受講してきました |
こんにちは、今回のコラム担当 H です。借地権講座を受講してきましたので、その事について書いていきます。
借地権 という言葉自体
東海地方、とくに当社の所在地の一宮市周辺でその認知度は低く、その権利の名前自体はご存じでも内容まで理解されている方は限りなく少ないことでしょう。
とはいえ、この 「借地権」 なる権利をお持ちの方=借地権者 (借地に対する権利を取得する 借主 のこと)など、実際に関連する方々は意外にもいらっしゃるのです。 しかしながら、借りている方も、貸している方も、この仕組みや法律に関しては、あまりにも 無関心 で驚かされています。
法律に則って自身の関連する権利を理解する必要がありますが、法律!?というと大仰で 「難しいことは、どっかの偉い先生に任せとけばいいでしょ」「自分には関係ない」 と、なかなか腰が重いのもわかる気はします。
しかし、実際には私たちの生活ほぼすべてが法律で決められたルールで動いているわけで、どんな人にも毎日の生活に深〜く関っている身近な事柄、とても普通のことなのです、法律って。
食品や車の安全ルールや銀行や会社の取り引き、個人の買い物などなどと同じく、借地権は実生活に関係しています。全然、特別な事ではない。自分に関わる権利の法律を知ることは自分自身や家族のためになるのです。
| 知ろう(しろう)としない素人(しろうと)のまま、不利益を被るのは一体誰? |
とても深刻だと感じています。
ダジャレ見出しになってしまいましたが、自身が関連している事柄に関しての情報を知らないことによって 不利益を被るのは誰か? ということ。について深刻な事態と感じています。
要らぬ出費をしたり、権利の形や量が変わってしまう、等々。
自分の関連する権利のことを知らぬばかりに、間違った対応をしていることがあります。
それは、 知らぬが仏 で事実を知らないことで幸せなのかもしれませんし、事実を知らないままで不利益を被るのは不幸なことかもしれません。
場合によっては、弁護士など専門家に対価を支払って対応を依頼していたほうが出費が少なかったというケースもあるでしょう。
目先の手間や金員を惜しんだがために、後々大きな損失を被る というのは、よくあることです。
得しているつもりが、本当は損をしていた
なんて落語のオチなら面白いですが、現実に自分が当事者だったら、面白いとは思えないのではないでしょうか。
借地借家法は新法と旧法が混在していることもあり、とても 奥深い ものとなっています。借りている方、貸している方、どちらにしても、正しい法律の知識がなければ、思わぬ手間や損を被ることもあるでしょう。
誤った方法で処理して余分に払いすぎた税金などは、気づくのが遅れ過ぎてしまうと、取り戻すことができなくなってしまいます。
実際、そのようなケースに遭遇したことがありますが、残念ながら返金はされませんでした。
私どもは 「不動産業者として、不動産に関連する 法律の知識 を当然に備えていないとならない」 と感じており、数年前から弁護士の開催する 借地講座 が開催される度に足を運んでいます。
東海地方では 「借地権」 に着目する業者様が少ない とのことで、東京と大阪のみでしか講座が開催されません。地元で開催されないため、仕方なく遠方での講座に通っています。
このように、私どもでは分からない法律の専門的な事柄がある場合には、必ず不動産の専門知識を持った弁護士や司法書士など各方面のプロフェッショナルに相談・確認しています。
一宮市や近隣の不動産物件について、借地権が不動産業者同士の話題に上ることがあります。
しかし、借地権者ご自身はもちろん、担当する不動産会社や担当者に借地権に関する知識が乏しく「よくわからない」と放置されたり、価値を見誤ったまま処理してしまった事例が散見されます。
今後、この東海地方でも多くの不動産業者が借地権のことを知っていて当然となることを願ってやみません。
ここをご覧になっている同業者様 いらっしゃいましたら、共に知識を増やし頑張りましょう!
さて、それにしても
なぜ、こんなに一生懸命なのか?というと
自身も旧借地法の借地権の関連当事者だからです。
みなさんは自分に関連する権利について、どこまでご存じですか?
これを機会に 自身に関連する権利 について、少し考えてみるのはいかがでしょうか?
素人だっていいんです、チャンスがあるならば当事者として胸をはって法律の専門家のお話を聞いてみてください。
気持ちも楽になりますし、とても良い経験になりますよ。
| 説明書読んでいますか |
不動産でなくても、自分の持っている身の回りのモノについて、どこまで理解していますか?
説明書を読んで正しく使っていますか?
説明書を読んでみると、意外な注意書きがあったりします。
例えば、くっつきにくいテフロン加工のフライパンは 「中火以下でご使用下さい」 と書いてあることが多いですが、知らずに(わざと?)強火で使っている方も多いのでは?
トイレの温水便座の説明書には 「月に1回電源コンセントを抜いて確認を」 「消臭機能のフィルターの清掃交換をする」など、安全や快適性に関するメンテナンス項目がズラリと書かれています。
今の季節、エアコンも同様。
お掃除ロボット機能つきだから安心!とはいえず、説明書を読むと「●●ごとに清掃、交換」という部分も多く、メーカーの設置業者さんも 「お掃除機能があっても、やはり掃除は必要」 とおっしゃっていました。
こんな具合で、身の回りものでさえ知らずに寿命を縮めるようなことをしていたりします。
フライパンならまた買い換えれば済みますが、不動産はどうでしょう?
自分の関わる権利について、しっかり知識を持っておくことが身を守ることになる。 と肝に銘じたいものです。
|まずはご相談ください|
誰かに話すことで、自らの考えがまとまることがよくあります。
土地を売りたい・土地を買いたい
建物を売りたい・建物を買いたい
新築にこだわらずリノベーション・リフォームしたい
不動産が欲しいけど、新築・中古どうすればいい?と迷っている
目的に合った不動産(土地・建物)の選び方
不動産を有効活用したい
借地権の当事者だが、よくわからない方
間取りやインテリアのバランスはどうしたらいい?
等など
まずは 「有限会社 扶桑土地」 にご相談ください。